すると、俺の声に反応したのか、寝ていたうららはピクリと動いた。 そんな姿がとても愛おしく感じる…。 なんでこんなに可愛いんだろうな…? 思わずうららの頭を撫でる。 指を通り抜ける、明るめの細い茶色の髪。 しかし、撫でていた自分の腕を見て、俺は目を少し見開いた。 なんで…? 俺なんで…点滴なんか繋がれてるんだ?