このままじゃ…陸斗が危ない! そう感じたアタシは、涙も引っ込んで手に力を込める。 そして… どこからか見つけだした鉄パイプを手に取ると、それをギュッと握りしめた。 陸斗がアタシを助けてくれるように… アタシも陸斗を助けたいんだ……!! アタシは再度力を込めると、足に力を入れて立ち上がった。 そして…… バキッ……!! アタシが力の限り振り下ろした鉄パイプ。 その一撃で、佐伯さんは前のめりに倒れ込んだ。