今、確かにスニーカーの音が……。 立ち止まっていたアタシは、もう一度振り返り、歩き出す。 早く…帰らなきゃ…! 今度は少し早歩きで、コツコツとパンプスの音が夜道に響く…。 お願い…。 来ないで。 しかし、そんなアタシの願いも虚しく… ボス…ボス…と、パンプスの音と重なるようにスニーカーの音が響きだす。