時計台までは少し遠い。 けど、人通りが多いからそこまでは普通に行ける。 アタシはいつもと同様、その時計台へと向かっていた。 だけど… この日は少し違っていた。 ボス…ボスとアタシの足音と重なるように聞こえる足音。 ……あれ? アタシは違和感を覚え、立ち止まる。 それと共に聞こえなくなった足音…。