「じゃあ♪お疲れ様でしたぁ〜」


「また明日♪」


「うん♪」



今日もキャバでの仕事を終えたアタシは、同期の沙弥に手を振って店を出た。



今日は本当に疲れたよぉ…



佐伯さんってば、前よりなんか接客しずらくなったし…。



一人、そんな事を考えながら歩く。



アタシが向かっているのは、いつもと同じ。


陸斗が待っているあの時計台の前。