白い息を出しながら、アイツが来るのを待つ。 季節は冬。 さすがにスーツだけじゃ厳しい。 やばい… 眠たくなってきた…。 俺がベンチに座りながら睡魔と戦っていると… 白い息を吐き出しながら、走ってくる白いコートを着た女が視界に映った。 「ご、ごめん…陸斗!」 「おせーよ。ボケうらら。」 「ボ…ボケェ!?」