陸斗…! 助けて…! なぜかは分からない。 ただ、とっさに浮かんだのが陸斗の名前だった。 陸斗…! 助けてよ…! 着ていたブラウスが破られて、アタシの涙は量を増す…。 「ッッ…やだ……!」 助けて…! ブラのフックに啓斗さんの手が伸びる…。 アタシがもう駄目だと思ったその時……!! 「うらら……!!」 暗闇で、アタシを呼ぶ陸斗の声が聞こえた。