木々の生い茂る深い森の中を、じいやはせっせと走ります。

しばらく進むと、洞窟が現れました。

薄暗い洞窟を手探りで進むと、奥の方から光がさしていて、じいやはそこを目指して歩きました。

「これは…なんと素晴らしい」

洞窟の奥に広がっていたのは、とても美しい光景でした。

洞窟内を飾りつけるように所々に、赤や青、黄色に桃色…様々な色と形の宝石がちりばめられていたのです。

その中に、あの逃げ出した宝石もいました。