魔法使いはけらけらと笑うと、じいやにお礼を言いました。

「ありがとうご老人!約束通り、宝石の居場所を教えてあげるよ」

魔法使いは人差し指をくるりと回しました。
すると、じいやの頭の中にキラキラと輝く洞窟が浮かびました。

「そこに逃げた宝石が向かってるよ」
「これはどこの洞窟だい?」
「隣町にある森の中の宝石の洞窟さ。特別に教えてあげるけど、ここはあの宝石の生まれた場所なのさ」

じいやは魔法使いにお礼を言うと、早速 隣町に向かいました。