そーっと、窓の隙間から中を覗くと。 たくさんの楽器が置かれていて。 その奥の方に、尚くんと見知らぬ女生徒の姿が見えた。 遠目からだけど、美人な雰囲気が漂っているその女は、地べたに座る尚くんの腕に自分の腕を絡めている。 …西條先生じゃない人と、"遊んでる"。 居場所を突き止めることはできたけど、一緒にいる相手はハズレ。 2人で昼ごはんを食べているだけにも見えるけど、誰も来ないような場所で2人きりなんて、怪しい以外の何者でもない。 ズキズキ。 心臓に鈍い痛みが走る。