また尚くんと、タピオカ飲みたいし、映画にも行きたいし、遊園地だって行きたい。 そのためなら私、なんでも出来る気がするんだ。 ちょうどお弁当に蓋をした────その時。 自動販売機の前の渡り廊下を歩く、茶髪の男の子が目に止まった。 あの着崩した制服に、ダダ漏れの色気。 絶対…尚くんだ。 「…ゆりちゃん、ちょっと行ってくる。」 「は、なに、また!?」 「ごめんね、先戻ってて…!」 「ちょ、桃子…!」 私は荷物を置いたまま、小さく見える尚くんの方へ駆け出した。