結構長い時間、沈黙だったと思う。 だってあまりにも真琴が、とんちんかんなことを言ったから。 「………………はぁ!?」 ようやく飲み込んで、出た言葉がこれだ。 だって、本当に、はぁぁ!?!? 小さい頃からずっと遊んできた私たちだよ? 何もかもを知り尽くした仲だよ? っていうか真琴、いつも散々私のことバカにするくせに。 今更どうして… 「バカかお前。フリだよ、フリ。」 ぐるぐる、ぐるぐる。 全力で考えていたところに、これまたわけのわからない言葉が聞こえてくる。