「ねぇ、海鬼。」 「ん?」 「今日、事務所に行くからとりあえずその時に詳しい内容教えてくれる?」 「あ…、おう。俺が迎えに行こうか?」 「迎えに…き……」 “来て”…と言う前に、あたしは言葉を止めた。 海鬼の声は、聞くからに疲れてるようだった。 そんな海鬼に迎えまで頼んだら悪い気がして仕方がない。 「だ、大丈夫!…自分で行けるから。」