あたし達はお互いに苦笑いを浮かべながら聞き合う。 「ヤバイ…撮られた?」 「多分…。」 何度考えても、シャッターを切られたとしか思えない。 きっと、パパラッチか何かだろう。 そう判断したあたし達は肩を落としてうなだれた。 「明日、俺ら新聞一面だろうな…。」 「そうだね…。」 思わず新聞の一面を想像したら、ゾクッと背筋に冷や汗が流れた。