笑ったあたしに、李斗の顔が少し赤くなる。 照れてるみたいに、はにかんで… そしてあたしに口づけをした。 その瞬間だった。 パシャッ…! 「「……!!?」」 突然、フラッシュとシャッターを切る音がして、あたし達は素早く離れた。 すかさず辺りを見回して、様子を伺う。 遠くの方で、カメラを持った人影が見えた。