モデル彼氏とお姫サマ☆







震える肩を、李斗が優しく包み込む。



「例えアリスが、このまま強がっていたとしても…俺はお前を守るけど?」


「なっ……!」


「だって俺、お前が本当は誰よりも弱いって事、前から分かってたし。」



言葉はいつもの意地悪な李斗のまま。


だけど言葉とは裏腹に、包み込むては優しくて。


それはあたしを素直にさせようと促してくる。