ドンドンと、李斗の胸を叩く。 「離してよ…バカ!」 「いやだね。」 「離せぇ〜!」 だけど、いくらあたしが力いっぱい叩いても… 李斗はびくともしない。 あたしの頭をグシャグシャと撫でる。 だけど、傷口を避けるように撫でてくれるその手が。 李斗のさりげない優しさなんだと感じた。 「離してよ…バカ李斗…。」 「嫌。離さねぇから。」