椅子を引いて近づく李斗。 あたしは少し笑った。 「あはは…ダメだなぁ、あたし。」 「何で…?」 「モデルなのにさ?…体じゃないとはいえ、頭に傷作っちゃうなんて。」 本当、最悪。 こんなんじゃモデル失格だよ。 俯くあたし。 そんなあたしの頭にポスッと乗っかった李斗の手。 「アリス、よく頑張ったな。」 「え……?」 ポス、ポスッと軽く撫でてくれる手。