「いったあっ!!」 「アリス…!?」 「大丈夫か!?」 あたしの両端から李斗と和馬が顔を出す。 切れた指から血が流れる。 ノートを開くと、貼付けてあるカミソリの刃。 「今日はこれだよ、ほら。」 そう言うと、あたしはそのカミソリノートと切れた指を見せた。 ここ数日は、こんな事が毎日だ。 おかげで子ブタの絆創膏でいっぱいのあたしの指。