「んじゃ、行ってくる。」 「おう、明日は午後からラジオだからな。」 「うん!」 無駄に元気よく返事して気分をあげる。 少し心配そうな表情の海鬼。 その表情を背中に歩きだした。 しばらくしてエンジンのかかる音がして、聞こえなくなった。 今はちょうど昼休みくらいかな? 時計台を見ると12時を少し回ったくらい。