そんな時だった。 「アリス、帰るか。」 「え…!?」 突然後ろから名前を呼ばれ、肩に置かれた手。 なにっ!? びっくりして振り返ったあたし。 だけどすぐに肩を落とした。 「はぁ…なぁんだ、海鬼[カイキ]か。」 「なんだとはなんだよ。」 「もう、びっくりさせないでよね〜…。」 そういったあたしは海鬼を少し睨んだ。