そんな三人に対してあたしは極めて冷静。 振り返ると三人は口をパックリ開けていた。 「なーに慌ててんの?あんなもん、もう使えないじゃない。」 普通に言い放ったあたしに李斗は近づいてくる。 結構怒ってるみたい。 だけど、あたしは李斗が怒る理由がこれっぽっちも分からない。 「お前、分かってる?」 「何が?」 「自分が嫌がらせされてること。」