一気にまくし立てた李斗は肩で息をする。 あたしはキョトンとした表情。 確かに、誰が見てもあたしの体操着だって事は分かるよね。 李斗の言葉を聞いて妙に納得した。 指定のはずの体操着は改造しまくりの別物だ。 ロングのはずのジャージは短パンに。 灰色のはずの上着はピンクに染めて。 おまけに胸元はV字にカットして大きなリボンをあしらった。 元の体操着はダサすぎて着れやしない。