もう一度体操着を見る。 確かにあたしのだ。 そう、昨日捨てたはずのあたしの体操着。 だけど…何で李斗が? 一人頭で考えていると「これ何?」と李斗の声。 そんな李斗に平然な顔で「あたしの体操着。」と返した。 だけど李斗は返事が気にくわなかったのか、怪訝そうな顔。 「お前はバカか…これがアリスの体操着だってのは誰が見ても分かるっての!…俺が聞いてんのは何でこんなビリビリになって捨ててあったんだって聞いてんだっ!」