「それじゃアリス。今日共演する保住李斗さんだ…」 「…え?」 海鬼の言葉に声を漏らしたあたし。 「保住李斗です。…今日はよろしくお願いします。」 「え…あの、雨音アリスです。よろしく。」 海鬼の横から姿を出して自己紹介をした保住李斗。 差し延べられた手は、あたしに戸惑わせる隙も作らない。 あたしは保住李斗の手に自分の手を重ねると笑顔を作った。