「なんなの…これ。」 指先から出た血は、プックリと膨れて段々と大きくなる。 まじまじと見ていると、血が指を伝った。 ポタリと廊下に赤い染みができる。 それを見て、やっと状況を把握した。 「ケガ…してる?」 指とロッカーを比べ見る。 ロッカーの引く部分をよく見てみると、金具が飛び出していた。 どうやらあたしはこれで指を切ったらしい。