またドアヘと走り出す。 「俺、何やってんだよ…。」 「アリス……!?」 背後から由香の声が聞こえたのは分かった。 だけど、李斗の声は周りの雑音に掻き消されて。 あたしの耳に届くことはなかった。 ドンッ……! 痛っ…。 教室を出た瞬間に感じた肩への軽い痛み。 すぐに誰かとぶつかった事は分かった。 もうヤダ…帰ってやる。 だけどあたしは、止まらずロッカーへと走った。