あたしより10センチ以上、背が高い李斗。 だからどうしても上目使いになってしまう。 「なっ…!」 一瞬だけ、ほんの一瞬だけ。 李斗の顔が赤く染まったような気がした。 だけど、3秒とも持たなくて。 「バーカ、なに緊張してんだよ。」 「……ッッ!?」 「何かされるとでも思った?」 「はぁああぁ!?」 いつもみたいに。 すぐに意地悪な李斗に戻ってしまった。