か…顔近いっ!! 平然な李斗に対して、あたしは赤面しそうになる。 ドキドキと破裂しそうな心臓。 なのに追い打ちをかけるかのように、額に李斗の指が降りて来た。 あたしは赤面になりそうなのを抑えるので精一杯。 そっと触れる指先。 「そんな眉寄せてたらシワできるぞ?」 指先からドキドキが伝わっちゃいそうで… 「だ、大丈夫だもん!」 李斗の指を払いのけて、顔を背けた。