「やーっぱ、アリスには敵わないや!」 「え……?」 あははっと、笑う由香。 あたしから目線を外して、そのまま天井を仰ぐ。 どこか悲しげな表情に、見ていられなくて俯いてしまった。 「あたしも…アリスみたいに言えたらなぁ。」 「え…?」 「李斗くんが“好き”って、自信持って言えるアリスが…なんかうらやましいよ。」 あたしに目線を合わせる由香。 俯いていたあたしも、顔を上げて由香見た。