「し、信じちゃうからね!」


「どうぞ?ご勝手に。」



笑う2人は一瞬だけ本物のカップルみたいで。


あたしは感じていたんだ。


この心地いい場所が。


李斗の傍が…。


これからあたしの居場所になるんじゃないかって。


少し、安心していた。