「ばーか。カラコンだよ。」 「へっ…!?」 そう、バカにしたような李斗の手を見ると。 たしかに黒のカラーコンタクトが、指先にあった。 まだ状況がつかめないあたしに届いたのは李斗の声。 「おれ、オランダ人のクオーターなんだよ。」 その声が信じられなくて言葉が出ない。 目が点になる。 「つまり…お前と一緒の境遇で育ったんだよ、俺は。」