「ったく…大人しくしてろって。」 李斗が片手であたしの両腕を楽々と捕まえちゃうもんだから、身動きできない。 そんなあたしを見てか、ニヤリと笑った李斗に冷や汗が出た。 だけど「しょーがねぇ奴だな」と、少し呆れながら言った李斗のもう片手にあったのはブラシ。 どこから取り出したのか、ドライヤーと、アイロンまである。 あたしは李斗の表情をうかがうと聞いてみた。