でも、お兄ちゃんの夢は叶わなかった。 今のあたしと同じ、高校1年生の時。 お兄ちゃんは、死んだ。 あたしを助けて、火の海で愛犬のサクラと共に。 最後に、最高に切ない笑顔をあたしに残して。 「李斗が叶えて欲しい。お兄ちゃんが叶えられなかったダンサーの夢を。」 あたしがそう言うと、笑って「当たり前だ。」って言ってくれた李斗。