どうにか表情を穏やかにすると、李斗の肩を掴んだ。 「頑張って!…あたし、応援してる!!」 「……は?」 さっきとは一転して、気の抜けた表情をしている李斗。 でも、気にせずにあたしは窓から空を見て言った。 「きっと、お兄ちゃんもそう思ってる。」 「……あぁ。」 優しく笑った李斗も、あたしと同様空をみて言った。