「もういいでしょ?ほら、教えてよ。」 あたしはグイッと李斗に近づくと、さっき聞きそびれた事を口にした。 髪の事なんてすっかり頭の隅にで、ボサボサのまま。 李斗は必死なあたしを見て、少し真剣な表情になった。 そして、一言だけ言ったんだ。 「俺、ダンサーになりてぇんだ。」 「え………?」 ダンサー…? 李斗が、ダンサーに?