額に手を当てて、ちょっと涙目なあたし。 瞳に映った李斗の顔は少し赤く染まっていた。 「李斗…あんた顔赤いよ?大丈夫?」 あたしが少し顔を覗くと、悔しそうに顔を歪めた。 「ねぇ…もしかして本当は熱あるんじゃな………」 「あー…もう!ねぇよ、全っ然ねぇ!!」 あたしの声を見事に遮った李斗の大きな声。 あたしがビクッと肩を震わせたのと同時に、李斗は自分の頭をクシャクシャと乱してしまった。