「つーかアリス、俺の耳元で何か叫んだ?」 「へ…!?な、何のこと!?」 いきなり耳を手で押さえながら言った李斗に、声が裏返りそうになる。 そ、そういえば叫び声上げちゃったんだっけ? 「し、知らないわよ。寝ぼけた夢でも見たんじゃない?」 あたしは素っ気なく返すとポケットからケータイを取り出した。 李斗にあたしが間違えて布団に入ったこと知られたら… そう思うと何かをせずにはいられなかった。