そう、胸を押さえながら考えていた時だった。 「おい。」 「ッッ…!?」 布団に丸まったあたしに、いきなりかけられた声。 そのせいで、おさまり始めた心拍がまた増えてしまった。 も、もう…なんなのよぉ。 空耳だと思いたくて、あたしはピクリとも動こうとしない。 「おい、そこで丸まってるバカ、聞いてんのか?」 でも、今度はハッキリと聞き取れた声に、あたしはしぶしぶ布団から少し顔を覗かせた。