「って…あれ?」



しかし、いつもと違う感じにあたしは首を傾げた。



「雪ちゃーん?」



あたしは部屋に足を進めながら雪ちゃんの名前を呼ぶ。


だけど返事は返ってこない。


おまけにいつものように白衣を着て、コーヒーを姿も見当たらない。


……あ、雪ちゃんってのはこの学校の保健の先生ね。



「なぁんだ…雪ちゃんいないんだ。」