先生があたしを呼んで止めようとする。 だけどあたしはもうドアの前まで来ていた。 「おい!雨音、お前はさっき来たばかりだろ。」 「疲れたから……保健室に行かせてください。」 あたしは額に手を当てて遠い目をして先生に訴える。 なのにこのハゲジジイは中々折れてはくれない。