「別に……。」 でも和馬は素っ気なく顔を逸らしてしまった。 む…ムカつく! 何よ。…もう知らない! 「先生!!」 あたしはガタンと椅子を鳴らし勢いよく立ち上がる。 いつの間にか始まっていた授業。 その瞬間、教室中の視線が集まった。 「先生、保健室行ってくる!」 「な、何言ってる雨音!お前、気分悪そうには到底みえんぞ?」