真っ赤になったり戻ったり、本当に忙しい奴。 そう、少しふざけていたのに… 「なに?…何で李斗?」 「え……?」 少し眉を下げて真剣に聞く和馬に、あたしは何も言えなくなってしまった。 「李斗の事、気になる?」 「………。」 和馬の言葉に髪を直す手が止まる。 気になるって言うか…その、何て言うか… よく分からない。