「もう…しょうがない奴。」 あたしは手に少しだけワックスをとり、和馬の頭を無造作に直し始めた。 和馬はまた一段と頬を赤くしてあたしを見る。 ふぅ…。 熱でもあるのかね?…おかしな奴。 あたしは心の中で少し和馬をバカにしながら、さっき聞きそびれた事をもう一度口にした。 「ねぇ、李斗は…どこ?」 そういった途端、もとの色に戻った和馬の顔。