「決まった…?」 「うん♪デビュー☆」 「デビュー…?」 「うん!」 由香のうれしそうな顔。 頭の中で何度も言葉を整理する。 デビューって…まさか…。 「お、おめでとー由香ッ!!」 やっと事態に気がついたあたしは由香にしがみついた。 「えへへっ…ありがとうアリス。」 由香はあたしの耳元で言うと、照れ臭そうに顔を赤らめた。