モデル彼氏とお姫サマ☆







何でお前はそんなにも苦しそうなんだ?


どうして強くなろうとする?


弱さを隠そうとする?


もうそんなアイツを…見てられない。



「もう…無理して笑うんじゃねぇ。」


「え……?」


「そんなお前、見てるだけで…辛くなる。」



俺はアリスの耳元で静かに呟くと、手に少し力をこめた。


すると、アリスも俺の肩に手を回して言ったんだ。



「ありがとう。」