「え………?」 小さい声を漏らして俺の腕の中にすっぽりとおさまったアリス。 その声からはビックリしているみたいだった。 だけど…。 え…? 俺、なに…やってんだ? 一番ビックリしているのはこの俺だった。 今俺の腕の中にいるのは、紛れも無くあのアリスで…。 そのアリスを抱きしめているのは間違いなくこの俺で…。