炎に包まれる中、一刻の有余もない。 本当なら、サクラを助ける余裕なんて無かったはず。 だけど…あたしがサクラを凄く可愛がっていたのを知っているお兄ちゃんは笑って言ったんだ。 『アリス、お兄ちゃんが行ってくるから…外で母さん達と待ってろ。』 『え…?』 『お兄ちゃんは、サクラを助けてから行くから。』 そう言って、お兄ちゃんは1人でまた炎の中に戻ってしまったんだ。