李斗があたしの顔を覗き込む。 あたしの…お兄ちゃん。 雨音 昴 アマネ スバル 3年前まで、天才少年ダンサーとして業界では結構有名だった。 いつも踊っていた。 そう、今日李斗が踊っていたこの場所で。 あたしはそんなお兄ちゃんが大好きだった。 「そうだよ…。」 あたしは李斗の方に視線を移す。 瞳に写った李斗の表情は、信じられないとでも言いたげだ。