目元に涙が滲みそう。 本気で泣くのはもうやめたのに…。 ぐっと唇を噛み締めて堪えた。 李斗が踊っている姿、遠目で見ればお兄ちゃんそのものだった。 なのに…お兄ちゃんはいない。 「お兄ちゃん…。」 お兄ちゃん…会いたい。 もう叶うはずがないのに、そう思ってしまうあたしはバカかも知れない。